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あきた発 東北再生

 震災後の東北復興のけん引役として、秋田県が果たすべき役割に期待が高まっています。観光、エネルギー、農林業、物流、リサイクルなど、本県の地域特性や潜在能力を生かせる分野は多岐にわたります。
 秋田魁新報社は、秋田経済研究所、フィデア総合研究所といったシンクタンクを擁する秋田、北都両銀行と、本県の産学連携拠点である秋田大学の知的財産とネットワークをフルに活用し、秋田の針路を重層的、かつ多角的な視点で探っていきます。

第7部・観光のけん引役に

 東日本大震災、東京電力福島第1原発事故から来月で1年。東北の観光振興は復旧・復興に欠かせないほか、本県の産業戦略の要の一つともいえる。県内のホテルなどには外国人客のキャンセルが相次いだとして、東京電力に賠償請求する動きもあるなど風評被害の深刻さもうかがえる。原発事故の影響がまだ払拭(ふっしょく)できない中で、震災などの直接的な影響がなかった本県は東北の観光振興にどう関わっていけるのか―。

第6部・エネルギー政策の転換

 東京電力福島第1原発事故を機に、原発依存からの転換を図るための議論が本格化している。切り札として注目されているのが再生可能エネルギーだ。昨年8月には特別措置法が成立し、普及に向けた動きが加速している。風力や地熱などに恵まれた本県がエネルギー資源をどう活用していくべきかを探る。

特集・多様な絆、復興を後押し

 震災から間もなく10カ月。さまざまな支援活動を通じて被災地と本県との絆は深まり、継続的な支援にも発展している。県内には現在、県外自治体と協定を結んでいない自治体もあるが、震災を教訓に、自治体間で締結や連携強化を図る動きは今後加速しそうだ。

第5部・難航するがれき処理

 東日本大震災で発生したがれきの広域処理が、東京電力福島第1原発事故の影響で難航している。本県が処理要請されている岩手県沿岸北部のがれきをめぐっては「隣県の秋田が積極的に受け入れるべきだ」という意見と、「放射性物質の拡散につながる」という懸念が入り乱れ、県内のほとんどの自治体は受け入れに踏み込めずにいる。「あきた発東北再生・第5部」は、被災地復興に不可欠ながれき処理への関わり方を追う。

第4部・インフラはこれでいいのか

 東日本大震災の発生直後、太平洋側の被災地支援の面で大きく貢献したのは、日本海側の高速道や港湾、空港だった。被災地へ緊急物資や燃料の輸送、さらには救援部隊の進入ルートとして、こうした日本海側のインフラが大きな役割を担った。日本の国土軸はこれまで太平洋側を中心に構築されてきたが、震災後は日本海側にも国土機能を分散化する「複軸化」への機運が高まっている。「あきた発東北再生・第4部」では、国土の構造を見つめ直し、今後のインフラ整備の在り方を探る。

第3部・震災半年「あの時」から

 東日本大震災の発生から半年が過ぎた。巨大津波や東京電力福島第1原発事故は深い爪痕を残し、今なお被災地に暗い影を落とす。岩手県の漁港では復興どころか、復旧の見通しさえ立たない。苦悩する現地の漁師の姿に迫りながら、明日に向かって必死に一歩を踏み出そうとする被災者や本県への避難者、被災地を元気づけようと汗を流し続ける人たちを追う。

プロローグ・4者座談会

 東日本大震災の発生から4カ月が過ぎた。政府の復興構想会議による提言が示され、東北は新たな第一歩を踏み出そうとしている。直接的な被害は少なかった本県だが、製造業や観光業などが被ったダメージは大きい。「新しい東北」が創り出される過程で、本県は復興にどう関わり、再生への道を切り開いていけばいいのか。秋田の役割や将来像をテーマに、秋田銀行の藤原清悦頭取、北都銀行の斉藤永吉頭取、秋田大学の吉村昇学長、秋田魁新報社の小笠原直樹社長の4氏に語ってもらった。(文中敬称略)

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