秋田明治の建物(9)田茂木浜蔵・大仙市高梨 米保管、船積みの拠点

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奥行きが約30メートルあり、当時の米蔵としては規模が大きい。最大約8200俵を収納できる

 雄物川支流の丸子川に架かる大仙市高梨の田茂木橋に立つと、下流側の左岸にしっくい塗りの縦長な土蔵が見える。川沿いの立地を生かし、明治末期から大正期にかけて米の船積みの拠点施設として利用された田茂木浜蔵(市指定文化財)だ。当時は他にも米蔵が周辺に数棟あり、船着き場は活気を帯びていたという。

 田茂木浜蔵は、東北三大地主とされる池田家が1907(明治40)年、小作米の収納蔵として現在地に建てた。同市高梨の屋敷から700メートルほど離れており、奥行きは約30メートル、幅と高さが各約7メートル。最大約8200俵(492トン相当)を貯蔵できる。入り口から7メートル間隔にある梁(はり)を4本の柱で支え、建物の強度を保っている。

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田茂木浜蔵

■市指定文化財
所在地 大仙市高梨字田茂木24(内部は非公開)
問い合わせ先 大仙市教育委員会文化財保護課 TEL0187・63・8972

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