ふるさと小紀行[仙北市・茶立ての清水]澄んだ山水、喉を潤す

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国道341号沿いにある茶立ての清水

 「手の切れるような山清水が勢いよく岩間を落ちて、のどの乾きをいやしてくれた」

 仙北市田沢湖出身の直木賞作家・千葉治平さん(1921~91年)が著書「ふるさと博物誌」にこう書き記したのは、湧き水「茶立ての清水」。玉川温泉へと続く田沢地区の国道341号沿いにある。

 名称の由来は、秋田藩主の佐竹氏が茶をたてて飲んだこととされる。真偽は定かではないが、澄んだ山水を求める人は冬でも途切れない。玉川温泉での湯治の道中、10年近く前から立ち寄っているという岩手県奥州市の千田耕さん(71)は「今も元気に暮らせるのは、温泉だけでなく、清水を飲んでいるおかげかな」と笑う。

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