いなほ脱線、被害者全員と示談成立 JR東日本

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昨年12月の追悼慰霊式で、慰霊碑前に献花する参列者=山形県庄内町

 2005年12月にJR羽越線特急いなほが山形県庄内町で脱線し、秋田県関係者4人を含む乗客5人が死亡、31人が重軽傷を負った事故で、JR東日本は14日、遺族や負傷者全員との示談が成立したと明らかにした。成立時期は公にしていない。事故では乗客の他、運転士と車掌も負傷した。

 JR東はレーダーで突風の発生場所を予測し、運転規制に役立てる技術を開発。19日から導入するとしており、この時期に示談について公表した理由を「発生から間もなく12年がたち、事故を受けた安全確保策の整備などが一定程度進んだため」と説明している。

 事故では、厚生労働省から派遣されていた秋田県職員臼井和弘さん=当時(34)、歯科医=が出張先の新潟県へ向かう途中に命を落とした。当時、同じ健康対策課(現健康推進課)で働いていた菅原克也さん(45)=農林政策課=は「穏やかな性格で、仕事に一生懸命だった。口腔衛生の向上に向け熱意を燃やしていた」と振り返る。

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